五月飾り

武士が活躍する武士の時代である室町時代になると、端午の節句は、菖蒲が尚武と音が通じるなどといわれるように、武家が重んじる日となりました。

武士たちは息子がたくましく成長し、尚武するようにと菖蒲に祈り、いつしかこの日は男の子の節句となっていったのです。

  • 鎧兜を飾る風習も、このときにできました。
  • また男の子を模した五月人形も人気に。
  • 武者姿のほか、桃太郎や金太郎など物語の主人公も好まれました。

真の薬玉(しんのくすだま)

 

「真」の様式の薬玉(左端)と壁飾り式薬玉(平成20年代)

真の薬玉は、菖蒲や蓬(よもぎ)を含む時節の植物を束ね、麝香(じゃこう)、沈香、丁子(ちょうじ)、竜脳など気を持つ薬草などを詰めて、五色の糸を垂らした五月飾りです(さらに古くは菖蒲やよもぎを五色の糸で結わえ、長く垂らしたもの)。

 

天皇の御所のほか、宮廷貴族たちが家の柱に掛けるなどして、邪気を祓ったといいます。重陽の節句まで御帳にかけ飾ったり、肘に掛けて携帯すると邪気を祓い、長命を得ると考えられていました。もとは中国から来たならわしです。

端午尚武の節句飾り

20,900円(税込)

粽(ちまき)に添えるきな粉包みを由来とする、具足(甲冑、鎧)を彷彿とさせる和紙の包みに、手作りの菖蒲と蓬を添えました。緑・紫・白の3色の伊賀組紐は、別注染め。品格ある色と、あわじ結びに、幼子の健やかな成長への願いを託します。
  • サイズ(約):幅14cm×全長85cm
  • 材質:組紐=絹100%、具足飾り=新檀紙、菖蒲花・葉・蓬=化繊
  • 日本製
  • 販売期間:4月20日まで
  • ★限定15セット
  • ※お届け日の指定はお受けできません。

【婦人画報】端午尚武の節句飾り

菖蒲(しょうぶ)

邪気を祓うとして「端午の節句」で使われる菖蒲。端午の節句に用いられるのは、アヤメ科の花菖蒲ではなく、サトイモ科の菖蒲です。古来、中国では香りを放ち、邪気を祓う植物として端午の節句に用いられてきました。それが日本に渡ってきたものです。

菖蒲冑(しょうぶかぶと)

画像引用先;
  • 京都島津 お飾りの由来と様式
  • http://www.kyoto-shimazu.com/gogatsu/origin5.html

昔は成人した若者に、菖蒲でつくった鬘(髪飾り)を贈る慣習がありました。それが移り変わり、端午の節句に、菖蒲でつくった冑を贈るようになったよう(また節句の日に女房がかぶったとも)。時代が下り、武家中心の行事になるにつれて武者人形や鎧、兜を飾るようになりました。

よもぎ

端午の節句では、香りを放って邪気を祓う薬草として、よもぎも用いられます。真の薬玉にも飾りつけられ、また、菖蒲とよもぎを軒に吊るすなどの慣習がありました。
さつき

ちょうど旧暦五月の季節の花であるさつきを赤い花、白い花ともに真の薬玉の有職飾りに用います。紅白の花は華やかで、菖蒲の葉の緑ともよく合い、初夏らしい爽やかな*1)室礼です。*1)室礼(しつらい):「室礼」とは、飾りや調度をその場にふさわしく整えるという意味。

五色の糸

陰陽五行思想でいう、本火土金水(もっかどごんすい)の五行を表わすのが、五色の糸です。五行という、いわば宇宙の気のすべてを揃えて厄除けにする古代中国の世界観が、五色の糸には込められています。縁は木、赤は火、黄ば土、白は金、黒または紫は水を表わします。
画像引用;「暮らしのならわし十二か月」P115

平安時代の宮廷行事

騎射(うまゆみ)、競馬(くらべうま)

平安時代には、邪気を祓うため、宮廷で騎射や競馬などの勇壮な行事が行なわれました。

 

  • 騎射は馬に乗って、弓矢で的を射る競技。
  • 競馬は馬の走る速さを競う競技。

 

端午の節句のならわしと、由来

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創業明治四十四年、五月人形の人形師・老舗【原 孝洲】

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